【熊本経済】週刊政治レポートさんより取材を受けました!

熊本市議選東区から出馬へ

熊本市中央区新屋敷の(株)たたら不動産社長の鑪一行氏がこのほど本誌取材に応じ、来春の熊本市議選に東区から出馬する考えを示した。

鑪一行(たたら・かずゆき)氏は1981(昭和56)年8月6日生まれ、41歳。熊本国府高校卒ー崇城大学専門学校システムデザイン学科中退。大東建託、川口不動産などを経て2013年に(株)たたら不動産を設立 


【記者】 出馬の経緯から

【鑪】 約10年前に不動産会社を立ち上げた時から、将来政治の世界に行ってみたいという思いがあった。それまで不動産の仕事を通して、どれだけ地域の方々に役立てるか、喜んでいただけるかを考えてきた。もっと人の役に立つ仕事は何だろうと考えたとき、政治に携わりたいと強く感じるようになった。熊本は九州の真ん中で、とても恵まれた地域。いずれ、この熊本のために何かしたいとずっと思っていた。
  青年会議所などで政治家の先輩方に話を聞く機会が増えるにつれ、市政について興味を持つようになった。また、3年前に福岡市に支店を設立したことで、高島宗一郎市長の行政手腕の下、市が大きく変わっていく過程を垣間見ることが出来たのも大きな影響だった。
  これまでは会社のことで頭がいっぱいだったが、従業員も増え、経営も次第に落ち着いてきた。去年40歳になり、「今だ!」と。「やるしかない!」と思うようになった。


【記者】 何を訴えるのか

【鑪】 ずっと熊本で生活してきたが、夫婦共働きで子育てと仕事の両立はとても大変だった。子育て世代はもちろん、高齢者世代にとって住みやすい福祉支援の充実がもっと必要だと感じている。東区は渋滞問題も深刻化している。今の世代、これからの若い世代にバトンをつなげていくための取り組みが必要だ。政策についても現在練っているところだ。

 

【記者】 鑪さんというと、昔「多々良」という会社があったので、(同社の)鑪泉会長の親戚筋かと勝手に思っていたが。

【鑪】 いえいえ、そういうわけではなく。鑪という苗字は河内に多く、祖父母の代では(鑪会長と)近所だったようだが、親戚というわけではない。
  私は、政治家系でも商売家系でもなく、母子家庭で育った。こう言うと母は悲しむかもしれないが、決して裕福ではなく貧しい家庭だったと思う。過去には日雇いやアルバイトなどを転々として生活してきた。なんとか会社を立ち上げた30歳当時は、貯金が20万しかなかった。正直、「叩き上げ」という自負はある。


【記者】 当選した場合の政党や会派は。

【鑪】 まだ考えていない。選挙で当選してから、議員になってから考える。


【記者】 元職の市議などの後ろ盾はないのか。

【鑪】 バックも何もない。まずは自分の力でどこまでやれるか試したい。後援会組織を立ち上げたが、会長は私が務める。高校時代の同級生や異業種交流会の関係者など、複数に副会長になってもらった。今後辻立ちも行いながら、多面的な層に訴えていきたい。


【記者】 東区は定数1減となり、後ろ盾のない新人にとっては厳しい選挙区だと思うが。

【鑪】 尾ノ上小学校、錦ヶ丘中学校と通い、その後も健軍や長嶺など、ずっと東区在住だ。すべては私の東区への思い、志だ。地元で全身全霊をかけたい。4千票獲得を目指す。